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ボーカロイド教育版

ボーカロイド教育版

ボーカロイド教育版
授業モデル

小学6年生

小学校 第6学年

小学校 第6学年

オリジナルの歌詞にメロディーをつけよう

オリジナルの歌詞にメロディーをつける時間:3時間

オリジナルの歌詞にメロディーをつけよう

オリジナルの歌詞にメロディーをつける

時間:3時間

目的

[ 題材の目標 ]

歌をつくることに興味・関心を持ち、言葉の持つリズムや抑揚・伴奏の構成音を手がかりとして、思いや意図を持って創意工夫しながら見通しを持って歌をつくる。また、歌をつくりあげる過程で根拠を持って試行錯誤することにより、論理的思考を養うことがねらいである。

[ 学習指導要領との関連 ]

A表現 (3)音楽づくり

  • ア いろいろな音楽表現を生かし、様々な発想をもって即興的に表現すること。
  • イ 音を音楽に構成する過程を大切にしながら、音楽の仕組みを生かし、見通しをもって音楽をつくること。
  • 【共通事項】
  • ア (ア)音色、リズム、旋律、音の重なりや和声の響き、音階  (イ)反復、変化、音楽の縦と横の関係

[ 教材観 ]

「オリジナルの歌詞にメロディーをつける」(音楽づくり)

  言葉のリズムや抑揚、伴奏の和音を手がかりにして8小節の歌をつくるための教材である。歌詞は1小節8文字以内に限定し、8分音符で無理なくリズムをつくれるようにする。8文字以内の言葉を8個つなげた文章であれば、児童がつくったオリジナルの歌詞でも、絵本や詩の一部を使用してもよい。オリジナルの歌詞は国語科の学習と絡めた詩でもよいし、「クラスの絆」などをテーマとした児童たちの思いをまとめた歌詞でもよい。また、社会科で歴史や都道府県について調べたことをまとめた歌詞を歌にすれば、児童たちの覚え学習にも効果的であろう。  

指導

[ 指導計画(3時間)]

第一時
学習内容
・ボーカロイド教育版の基本操作を学ぶ。
・歌づくりの手順を学習する。
めあて
・ボーカロイド教育版を使って歌づくりの基本を学ぼう

指導上の留意事項

  • ボーカロイド教育版の操作方法を説明する。
  • グループは2~4名程度とし、グループに1台タブレット端末を配布して協力して操作するように指導する。
  • あらかじめ準備した短い言葉にメロディーをつけさせ、歌づくりの基本を体験させる。
  • 歌づくりの手順について指導する。
第二時

歌詞を用意する(1小節8文字以内の言葉を8個つなげたものにする)

学習内容
・伴奏に合ったメロディーのつくり方を学習し、8小節の歌をつくる。
めあて
歌詞にメロディーをつけて8小節の歌をつくろう

指導上の留意事項

  • グループに分かれ、準備した歌詞の言葉のリズムや抑揚を手がかりに、ボーカロイド教育版を使ってメロディーをつくらせる。
  • 伴奏に合ったメロディーをつくる方法を説明し、グループで話し合って伴奏データを選ばせる。
  • 伴奏の構成音を手がかりに、伴奏に合ったメロディーをつくらせる。
第三時
学習内容
・つくった歌をブラッシュアップする。
・つくった作品をグループごとに歌って発表し、評価し合う。
めあて
つくった歌にみがきをかけて発表しよう

指導上の留意事項

  • 歌にみがきをかける方法を説明し、第二時でつくったメロディーをグループごとにブラッシュアップさせる。
  • グループごとにつくった歌を歌う練習をさせる。
  • 完成した歌をグループごとに歌って発表させ、他のグループの作品に対する感想をワークシートに記入させる。

[ 実際の指導 ]

第一時
教材
オリジナルの歌詞にメロディーをつける
授業スタイル
一斉学習、協働学習(2~4人にタブレット端末1台)
教室の配置
グループごとにまとまった状態で机と椅子を配置する。各グループにタブレット端末1台が配布された状態。
使用するICT機器
大型モニター、教師用PC、教師用タブレット端末、児童用タブレット端末(グループに1台)、ボーカロイド教育版(ソフト)
使用するデータ
授業モデルパック:オリジナルの歌詞にメロディーをつけよう
種別 タイトル 内容・用途 フォルダ名 ファイル名
授業モデル ※1 授業モデル 授業モデルの概要(本ファイル) v03_jugyou_model.pdf
参考シナリオ ※1 参考シナリオ 第一時 台本形式の具体的な授業実施例。 scenario/ v03_scenario01.pdf
参考シナリオ 第二時 v03_scenario02.pdf
参考シナリオ 第三時 v03_scenario03.pdf
提示資料 ※2 解説用PowerPoint 第一時 大型モニター投影用板書データ。 bansho/ v03_bansho1.pptx
解説用PowerPoint 第二時 v03_bansho2.pptx
解説用PowerPoint 第三時 v03_bansho3.pptx
ワークシート ※1 ワークシート 第一時 第一時にて使用。 worksheet/ v03_sheet1.pdf
ワークシート 第二時 第二時にて使用。 v03_sheet2.pdf
ワークシート 第三時 第三時にて使用。 v03_sheet3.pdf
ワークシート 第一時 解答 空欄の解答入り。 v03_sheet1_teacher.pdf
ワークシート 第二時 解答 空欄の解答入り。 v03_sheet2_teacher.pdf
配布資料 音階早見表 第一時にて使用。 haifu/ v03_onkai.pdf
メロディー記入表 第三時にて使用。 v03_melody.pdf
教師用データ ※3 「もみじ」 興味付け用の参考歌声データ。 media/for_teacher/ momiji.vsqx

momiji

君と僕「ゴツゴツ」 音の並び説明用歌声データ。第二時にて使用。 kimiboku_gotsugotsu.vsqx

kimiboku_gotsugotsu

君と僕「なめらか」 kimiboku_nameraka.vsqx

kimiboku_nameraka

君と僕「お経」 kimiboku_okyou.vsqx

kimiboku_okyou

君と僕「飛び過ぎ」 kimiboku_tobisugi.vsqx

kimiboku_tobisugi

君と僕 「沖縄音階」 沖縄音階の参考歌声データ。 kimiboku_okinawa.vsqx

kimiboku_okinawa

伴奏データ ※4 伴奏データ 第二時で選択させる伴奏データ。 media/bansou/ bansou_a.zip 製品同梱を示すアイコン

bansou_a

bansou_b.zip 製品同梱を示すアイコン

bansou_b

bansou_c.zip 製品同梱を示すアイコン

bansou_c

bansou_d.zip 製品同梱を示すアイコン

bansou_d

※ファイル名についている★について:ボーカロイド教育版の製品ディスクに同梱されている伴奏データ(jugyou_modelフォルダ内のbansouに含まれるデータ)と同一データには★マークがついています。
※1: PDF版(.pdf)以外に、編集可能なWordファイル(.docx)も同梱されています。
※2: PDF版(.pdf)も同梱されています。
※3: 教師用データは、授業実施前に教師用タブレット端末へフォルダ(for_teacher)ごとコピーしてご準備ください。
※4: 伴奏データは、授業実施前に教師用タブレット端末および児童用タブレット端末上のボーカロイド教育版へインポートしてご準備ください。

伴奏のインポート手順

  1. 伴奏データをタブレット端末の任意の場所へフォルダ(bansou)ごとコピーする。
  2. ボーカロイド教育版を起動し、左上のメニューから「ファイル(F)」→「伴奏のインポート(I)」を選択する。
  3. 1.でコピーしたフォルダに格納されているwavファイルを選択し「開く(O)」をクリックする。
    (csvファイルを選択しないように注意。)

主なICT活用とそのねらい

  • ボーカロイド教育版(ソフト)を使用することにより、楽譜が苦手な児童でも画面上で直感的に音の長さや音の高さを入力し、すぐに再生して確認できるため、試行錯誤しながら簡単に音楽づくりに取り組むことができる。
  • ボーカロイド教育版を使用することにより、伴奏コード(和音)のガイドを表示させながら作業できるため、伴奏に合ったメロディーをつくることができる。

展開

第一時
学習内容
ボーカロイド教育版の基本操作を学び、歌づくりの手順を学習する。
めあて
ボーカロイド教育版を使って歌づくりの基本を学ぼう
配布物
ワークシート 第一時(v03_sheet1.pdf)、音階早見表(v03_onkai.pdf)
提示資料
解説用PowerPoint 第一時(v03_bansho1.pptx)
過程45分
主な学習活動と教師の働きかけ 留意点
ボーカロイド教育版チェックオン導入5分
■単元のめあてを確認する。
オリジナルの歌詞にメロディーをつけよう
■本時の学習のめあてを確認する。
ボーカロイド教育版を使って
歌づくりの基本を学ぼう
■授業で使用するソフト(ボーカロイド教育版)の紹介をする。
留意点
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
ボーカロイド教育版チェックオン展開35分
■ボーカロイド教育版の画面説明及び操作説明をする。

■「きみとぼくとは ともだちだ」にメロディーをつける。
 1.ボーカロイド教育版を使って、歌詞を入力し、リズムをつくる。
 2.言葉の抑揚を手掛かりにメロディーをつける。
 3.音階の音を使って音楽的に仕上げる。
留意点
★音階早見表を各グループに配布。
★音階早見表を各グループに配布。
■いくつかのグループの作品を紹介する。
留意点
★児童のタブレット端末を大型モニターにつないで発表する。
★児童のタブレット端末を大型モニターにつないで発表する。
ボーカロイド教育版チェックオンまとめ5分
■歌づくりの手順を確認する。
■ワークシートに今日の授業の感想と自己評価を記入する。
留意点
★ワークシートを全員に配布。
★ワークシートを全員に配布。
第二時
学習内容
伴奏に合ったメロディーのつくり方を学習し、8小節の歌をつくる。
めあて
歌詞にメロディーをつけて8小節の歌をつくろう
配布物
ワークシート 第二時(v03_sheet2.pdf)
提示資料
解説用PowerPoint 第二時(v03_bansho2.pptx)
過程45分
主な学習活動と教師の働きかけ 留意点
ボーカロイド教育版チェックオン導入5分
■本時の学習のめあてを確認する。
歌詞にメロディーをつけて
8小節の歌をつくろう
留意点
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
■どんな歌にしたいかグループで話し合ってワークシートに記入する。
留意点
★ワークシートを全員に配布。
★ワークシートを全員に配布。
ボーカロイド教育版チェックオン展開35分
■第一時の復習をした上で、準備した歌詞にメロディーをつける。
 1.ボーカロイド教育版を使って、歌詞を入力し、リズムをつくる。
(言葉の区切りに注意してリズムをつくる。)
 2.伴奏に合ったメロディーをつくる方法を説明する。
■伴奏に合ったメロディーをつくる方法を説明する。
留意点
★最初に「ファイルを名前を付けて保存する」で保存ファイルを作成する。
★保存データ作成後は、こまめに上書き保存させる。
★最初に「ファイルを名前を付けて保存する」で保存ファイルを作成する。
★保存データ作成後は、こまめに上書き保存させる。
■グループごとに話し合って伴奏データを選ばせる。
■伴奏に合ったメロディーを作成する。
留意点
★その伴奏を選んだ根拠をワークシートに記入させる。
★その伴奏を選んだ根拠をワークシートに記入させる。
ボーカロイド教育版チェックオンまとめ5分
■ワークシートに今日の授業の感想と自己評価を記入する。
留意点
★最後にデータ保存を忘れないようにする。
★最後にデータ保存を忘れないようにする。
第三時
学習内容
メロディーのブラッシュアップの方法を学習して、作品を完成させ、グループごとに歌って発表する。
めあて
つくった歌にみがきをかけて発表しよう
配布物
ワークシート 第三時(v03_sheet3.pdf)、メロディー記入表(v03_melody.pdf)
提示資料
解説用PowerPoint 第三時(v03_bansho3.pptx)
過程45分
主な学習活動と教師の働きかけ 留意点
ボーカロイド教育版チェックオン導入5分
■本時の学習のめあてを確認する。
つくった歌にみがきをかけて発表しよう
■第二時の復習と進捗確認をする。
留意点
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
★教師用PCや教師用タブレット端末を大型モニターにつないで説明する。
ボーカロイド教育版チェックオン展開35分
■メロディーのブラッシュアップの方法を説明する。
■メロディーのブラッシュアップの方法を説明する。
■グループごとに自分たちの歌を「メロディー記入表」に転記し、どの部分をどのような方法でブラッシュアップをするか話し合ってワークシートに記入する。
留意点
★メロディー記入表を各グループに配布。
★ワークシートを全員に配布。
★メロディー記入表を各グループに配布。
★ワークシートを全員に配布。
■ボーカロイド教育版を使って、メロディーのブラッシュアップをする。
留意点
★第二時に作成したデータを呼び出す。
★第二時に作成したデータを呼び出す。
■できあがった歌を歌う練習をする。
■グループごとに順番に歌って発表する。他のグループの作品を聴き、ワークシートに感想を記入する。
留意点
★児童のタブレット端末を大型モニターにつないで、ボーカロイド教育版に合わせて順番に歌って発表していく。
★児童のタブレット端末を大型モニターにつないで、ボーカロイド教育版に合わせて順番に歌って発表していく。
ボーカロイド教育版チェックオンまとめ5分
■ワークシートに今日の授業の感想と自己評価を記入する。
留意点
★最後にデータ保存を忘れないようにする。
★最後にデータ保存を忘れないようにする。